昨日12月18日にみんなの党を離党した同僚議員ら合計15名で新しく「結いの党」を結党いたしました。

私は、昨年12月の第46回衆議院総選挙において、みんなの党公認候補として立候補し、たくさんの支援者、友人、ボランティアの方々、先輩・同僚議員の皆様のおかげで、41,454票を獲得し、比例南関東ブロックにおいて当選をすることができました。
私は、約1年間、地元の声を国政に届け、また自らの主張する政策を少しでも実現するために全力で仕事をしてまいりました。
このような機会を頂いたことについて、お世話になった方々すべてに感謝を申し上げたいと思います。

私は、今回「結いの党」の結党に参画したのは、自らが選挙を通じて訴えてきたその信念を実現するため、ただ一点です。

政治家/政党の行動を規律する軸は大きく二つあります。
(1)理念政策の軸
(2)政策実現手段の軸
私は、この1年間、国会での質問、議員立法の策定、党内の政策論議など(1)の点に重きをおいて仕事をしてまいりました。特に原子力発電所の事故の早期収束、東北の復興、災害に強い国づくりといった点に重点的に取り組んでまいりました。政局ではなく政策の実現に愚直に邁進すること、それを国民の皆様方に見せ続けることによって国民に蔓延する政治に対する不信感を払拭する一助になる、そう考えて仕事をしてきたからです。
(2)の政策実現手段の軸については、この1年間、常に短期的には政権与党に対する健全なるチェック&バランスを果たす責任野党路線、中長期的にはしがらみのないスタンスを貫くことのできる勢力を結集し、大胆な改革を実施していくことのできる一大勢力を作るという路線を前提に行動をしてまいりました。定期的に政権交代が起きれば、多様な民意を政権運営に反映することができることになるので、中長期的に、発展による豊かな生活の構築とセイフティーネットの充実による安心できる社会づくりをバランスさせることが可能になってくると考えていたからです。特に、本年の夏以降は、特定秘密保護法などの重要法案に関して、野党同士がほぼ共通する問題意識を持っていたにもかかわらず、各個別に修正案を作成して、各個別に与党と協議を行う状況が生じた結果、却って与党に有利な状況を作ってしまったという苦い反省から、自民党に代わって政権担当可能な勢力を築きあげていくことの重要性を痛感するに至りました。

今回、私が「結いの党」の結党に参画したのは、まさに上に述べた(2)の政策実現手段の軸における自らの信じるところを実現するためということです。
「結いの党」は、(1)の理念政策軸を共有する勢力を「結び」つけて、(2)政策実現手段軸において定期的に政権交代が起きるような政治システムの設計のために政権担当可能な勢力を作るための礎になるべく作られた党です。私たちは、「結いの党」の理念政策を実現させるという大目的を達成するために必要であれば、政党という枠組みそのものの維持存続にはこだわりません。政党の観点から見れば非常に珍しい形ですが、プロフェッショナルファームで仕事をしていた私としては、プロフェッショナルによる特定の事業を成し遂げるために作られたプロジェクトチームという意味で非常になじみのある形式です。我々から政治手法に関するイノベーションを起こしていきたい、そう考えています。

「結いの党」の実現すべき1.理念政策については、まさに私自身が従前から訴え続けてきたことと何ら変わりはありません。私が国会事故調での仕事を通じて痛いほど感じた日本の政治・行政の構造的問題点は、中央集権の弊害であり、政治行政と業界との強固な結びつきによる国民を置き去りにした政治です。こういった国民不在の政治を真に解消し、政治を私たちの手に取り戻すためには、土台となる制度そのものにメスを入れていき、構造的問題の解決していくことが必要です。しがらみのない立場から、政治行政と業界団体が密接に絡み合った日本の政治構造にメスを入れ、民間と地方が主役の政治構造へと転換を図っていかなければなりません。これは(1)の理念政策軸を共有する勢力を「結び」つけるための根幹になります。ここを忘れてしまっては、政権担当可能な勢力を結集することはできません。
(1)も(2)も重要です。

私自身は、引き続き自らの信じる道を貫き、より国民に寄り添った政治を実現するための改革の道を歩み続けていきたいと思います。

今後とも、引き続き、ご指導賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

平成25年12月19日
衆議院議員 椎名 毅